皆様こんばんは
あまりに久しぶりのブログ更新(気が付けば2013年以来)でアップロード出来る写真の容量等を忘れていました
こちらオーストラリアのメルボルンは数日前より春の気候になってきました。毎年この時期は暖かくなってきたな、と思う数日が続くとまた冬の様に寒くなり、しばらくするとまた春気候という真っ只中にいる感じです。
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私事で非常に恐縮ですがこのブログにも何度か登場した愛犬ピピが去年5月に亡くなりました。
それからは近所にお散歩にいく機会も急激に減り春の花達の開花に気が付くのも今年は遅かったように思えます。ピピとは縁があり2004年、私が一人で渡豪した年に知り合いそれから13年半の間出来る限りの愛情を与えて一緒に過ごして来ましたが、亡くなる半年前に急性腎臓病になってしまいました。与える餌は勿論のこと子犬の頃は3か月に一度の血液検査、シニア犬になってからは更に健康面に気をつけて1か月に一度は血液検査をかかさずにしていましたが遺伝的な問題もあり腎臓病と診断されてからは約半年で虹の橋へ旅立っていきました🌈
急性の腎臓病だったので突然痙攣を起こしたピピを救急病院に行きそのまま3日間の入院。この日に宣告された余命はたったの3日間でした。。
毎日面会に行く度に抱っこして声をかけ、ピピの弱った姿を見ては帰宅してから泣き、獣医さんのおっしゃる血液検査の結果に喜び、また落胆して、、の毎日。退院してからは腎臓病の為に食欲が減少したピピに栄養を与える為に毎日流動食を与える日々が開始しました。
日本では動物の流動食が普通に買えますが、今回私が知ったのはオーストラリアでは動物用の流動食は主流ではない。。 アメリカより流動食を取り寄せたりもしましたが時間もコストもかかるので、結局はこちらで売っている腎臓用の犬用缶詰をお湯で溶き注射器で食べさせる日々が開始。日本にいる母に腎臓病サポートのカリナールを常に送ってもらい、流動食に混ぜてあげていました。
私は幼少の頃から数えると犬4匹、猫13匹(皆保護した犬猫達です)、他にも野犬や鳥達を保護していた家族の中で育っています。いつも周りに動物がいて当たり前、飼い始めたら最期まで責任を持って(介護を含む)小さな家族達を見送ってきました。時には我が家にはレンタル出来る動物用の酸素ボンベ室なんかもあったり。
そんな私、、ピピの事で一番ショックだったのが、オーストラリアでは治らない病気になった→安楽死を勧められるという現実でした。
下記にリンクを添付させて頂きましたがQOL(クオリティオブライフ)の考え方が**動物に対しては**とても違った事で救急病院の獣医さん、スペシャリストと呼ばれる普通の獣医さんより知識&技術のある獣医さん&普通の獣医さん、皆さんと英語で必死に解決しないといけなかったことは15年以上英語圏に住んでいる私にとっても本当にストレスでした。完治しない病気に小さな家族の一員がなったからといって、安楽死の日の決定を勧めてくる獣医さんの前で、今日は病院に来たからオヤツをもらえる!と尻尾をフリフリしているまだ元気なピピを見ていた私の気持ちはここでは表せないほど苦しいものでした。
QOL(クオリティオブライフ): 動物のクオリティオブライフについて (←クリックしたら見られます)
完治しない病→安楽死、と言われる中で私が始めたのが在宅での皮下点滴でした。以前も家で母がしていた事もあり見てはいたけれど自分でするとなると。。
まず医療器具に慣れていない事もあり恐怖感。。そして大事な愛するピピを傷つけたくない事でまた恐怖。。でもらやないとピピが死んでしまうから震える自分の手と精神を落ち着かせてピピに皮下点滴の針を刺さなければいけない。今では笑えますが最初は私が震えるとピピも逃げる、の繰り返し それでも1日に数回の点滴を家でするようになりピピも私のスキルを信用してくれた??のか。。半年間お互いに頑張りました。腎臓病の子は偏食になるし他にも理由があり流動食に限らず餌をあげる時にはすごく気をつけなければならず、少量ずつあげないと必ずといっていいほど嘔吐します。
私は少量の流動食を数回に分けて注射器であげる為
★流動食:1回に1時間 x 6回 -= 所要時間約6時間
★皮下点滴: 体調によりですが平均 1回に100ml to 200ml を数回に分けて一度に40分から1時間かけて行いました。(早く済ませようとすると心臓への負担が多くなる危険がある為)。季節にもよりますが点滴袋を電磁レンジ等で犬の体温に近くなるまで温めてから行う事も大事です。急に冷たい液体が体内に入れば人間こそ大騒ぎ、ペットも同じだと思います。*ペットの状態によりますので方法については担当の獣医さんにお聞きください
そんな中で1日の睡眠時間も少なくなり体力も弱っていた私ですが、一つ救いだったのがメルボルンで一人だけ、私の気持ちを*理解しよう*としてくれた獣医さんとの出会いでした。詳細は長くなるのでここに書く事は遠慮させて頂きますが結果、彼はピピが亡くなってから私に”君のした事はオリンピックだったら金メダルだったよ”と言ってくださいました。この獣医さんには本当に心から感謝しています。
それでも常に、あの時こうすれば良かったのかも、あれが前兆だったのかも、と後悔はつきません。それが愛するペットを見送らなければいけない人間の使命の様な気もします。それだけ愛していたという事なのかもしれませんね。
**これはあくまで病気だった私の愛していた犬のピピの介護に実際に私がかかった時間や経験です。健康な動物や人間のお子様のお世話にかかった時間と比べるものではありませんのでご了承ください**
ピピの事だけではなくここ数年色々な事が重なりしばらくブログ更新もしていませんでしたが、最近は仕事も楽しくジムにも通い始め週に8キロほど泳いで少しずつ元気を取り戻してきたので これからは自分のペースでブログを更新させて頂こうかと思っています☆彡
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早速ですがこちら明るい話題へ
こちら先日近所で見かけた Wattlebird (日本語ではミミダレミツスイ???)の写真です。
そしてこちらは今日ランチに行った我が家から車で40分ほどのWarrandyteという町にあるナーサリー&川沿いの写真です。
歩いてる間にワン子たち30匹くらいとすれ違い、ほぼみんなにナデナデして楽しい1日でした
やっぱり自然もいっぱい、美しい街メルボルン。
皆様も素敵な週末をお過ごしください